TradingView(トレーディングビュー)の使い方まとめ

外為や金融のオンライン・チャーティング・プラットフォーム、TradingView(トレーディングビュー)の使い方をバンバンまとめていくWebサイト

TradingView(トレーディングビュー)のチャート画面構成と使い方について2-プロパティパネル【2018/04/04修正有】

f:id:daotian105:20180129182014p:plain

TradingView(トレーディングビュー)のチャート画面の構成について解説します。

上の画像はUSD/JPYのチャートです。

 

構成を色分けしました。

f:id:daotian105:20180129181733p:plain

 

この順番で解説します。

f:id:daotian105:20180129184200p:plain

この記事は②プロパティパネルについて解説します。

 

 

②プロパティパネル

パネルの名前は私が付けましたので正式名称ではありません。

画面右側③「ツール」という名称でしたので、前の記事では

画面左側①を描画ツールパネルと名付けました。

画面上部にある②はツールと言うより、もう少し大きな概念だったので、勝手に

プロパティパネル

としました。

 

 

 

②-A:通貨ペア、銘柄選択窓

f:id:daotian105:20180130102717p:plain

ここでは通貨ペアやティッカーによる銘柄選択ができます。

無数の種類があるので全てを紹介できませんが、TradingView(トレーディングビュー)では以下のような金融商品のチャートを表示できます。

 

  • FX(外国為替証拠金取引)
  • 世界中の証券取引所に上場している株式
  • 株式指数
  • 原油などの商品先物
  • ゴールドなどのメタル
  • 各国の国債
  • ビットコインなどの仮想通貨

 

以下の記事で各種通貨ペア、仮想通貨、日本株のチャート表示方法を解説しています。

参考にしてみて下さい。

tradingview.hatenablog.com

tradingview.hatenablog.com

tradingview.hatenablog.com

 

②-B:時間足選択窓

f:id:daotian105:20180130105300p:plain

チャートの時間足を設定できます。

画面では

  • 1分足
  • 3分足
  • 5分足
  • 15分足
  • 30分足
  • 45分足
  • 1時間足
  • 2時間足
  • 3時間足
  • 4時間足
  • 1日
  • 1週
  • 1月

が指定できます。

 

【2018/04/04追記】下記の機能は無くなっています。

新しい時間足変更に関する記事は下記を御覧ください。

www.tradingview.fun

f:id:daotian105:20180130105759p:plain

少し分かりづらいですが、左上の赤枠に3つの●が並んでいます。

これをクリックすると画面中央に右下のような表示が表れ、

手動で足を指定することができます。

 

?マークにマウスポインタを当てると解説が出てくるのですが、

あまり意味がよく分かりません。

 

察するに以下のようなことが可能です。

  • 手動で時間足を切り替えられる
  • デフォルトは分足になっている
  • 例えば10分足を表示させたい場合は10と入力すればOK
  • 時、日、週、月で表示させたい場合は短縮文字で可能
  • それぞれ時はH、日はD、週はW、月はM
  • 例えば3時間足は3H、5日足は5D、2週間足は2W、3ヶ月足は3M

 

②-C:チャート種類選択窓

f:id:daotian105:20180130111332p:plain

表示させるチャートの種類を選択できます。

以下11種類のチャートを表示させられます。

  • バー
  • ローソク
  • 中空ローソク
  • 平均
  • ライン
  • エリア
  • ベースライン
  • 練行足
  • ラインブレイク
  • カギ足
  • ポイント&フィギュア

tradingview.go2cloud.orgd

このページによるとベーシックプラン(無料版)では、ポイント&フィギュアなどが

表示できないはずなのですが、何故か表示できてしまいます。

私はPREMIUM版なので、少し残念です。

逆に今はチャンスかもしれません。

 

②-D:チャートプロパティ設定

f:id:daotian105:20180130112414p:plain

歯車マークをクリックすると画面中央に、右下にあるような画面が開きます。

この画面には

  • スタイル
  • スケール
  • 背景
  • タイムゾーン/セッション
  • トレーディング
  • イベント&アラート

の6種類のタブが用意されています。

これは触りながら、詳細解説記事を書いていきます。

 

スタイル

f:id:daotian105:20180130112850p:plain

 

スケール

f:id:daotian105:20180130112920p:plain

 

背景

f:id:daotian105:20180130112939p:plain

 

タイムゾーン/セッション

f:id:daotian105:20180130112952p:plain

トレーディング

f:id:daotian105:20180130113004p:plain

 

イベント&アラート

f:id:daotian105:20180130113024p:plain

 

②-E:比較

f:id:daotian105:20180130114313p:plain

画面左側の比較をクリックすると、比較対象のチャートを埋め込むことができます。

例えばドルと円の為替レートは日経平均株価と相関関係があると考えたとします。

 

日経225をクリックすると

 

f:id:daotian105:20180130115227p:plain

このようにUSD/JPYのロウソク足チャートに、日経225のラインチャートを

オーバーレイすることができます。

 

②-F:インジケーター選択

f:id:daotian105:20180130115344p:plain

インジケーターをクリックすると、画面中央に表示させるインジケーターを

選択する画面が表示されます。

 

画面左側にカテゴリを分けて、各インジケーターが格納されています。

  • テクニカル
  • ファンダメンタル
  • 簡潔性、記号
  • 出来高プロファイル
  • マーケットプレイス

の5種類です。

 

テクニカル

テクニカルには

  • 内蔵
  • 公開ライブラリ
  • マイスクリプト

という3種類があります。

 

内蔵

もともと使える一般的なテクニカル分析インジケーターです。

ボリンジャーバンド、移動平均線、RSIなどが格納されています。

 

公開ライブラリ

世界中にいるTradingView(トレーディングビュー)ユーザーが開発し、

無料で公開しているインジケーターです。

 

マイスクリプト

自分で作成したインジケーターが格納されます。

 

ファンダメンタル

f:id:daotian105:20180130120155p:plain

現状、FXや仮想通貨を取引している方はあまり使わないと思います。

株のファンダメンタル分析に使えるものが揃っています。

 

ただ日本株のTOYOTAで試してみたところNoDataと表示されませんでした。

f:id:daotian105:20180130124225p:plain

 

アメリカ株のAppleだと出てきました。

f:id:daotian105:20180130124258p:plain

 

2018年1月30日現在、日本株は対応していないようです。

 

簡潔性、記号

先ほど紹介した「比較」に似た機能だと思います。

f:id:daotian105:20180130124514p:plain

クリックするとこのような画面が出てきて、シンボルに通貨ペアや

ティッカーを入力します。

下記の画像はUSD/JPYのチャートを表示させていたところに、日経225を表示させた図です。

f:id:daotian105:20180130124652p:plain

同じチャートの中で、別の通貨ペアやティッカーを表示できる機能、だと思います。

 

出来高プロファイル

f:id:daotian105:20180130125312p:plain

出来高プロファイルをクリックすると

  • セッション出来高
  • 可視範囲出来高
  • 固定期間出来高

の3つが表示されます。

 

・セッション出来高

FXでも、日本株でも、アメリカ株でもERRORとなり見ることができませんでした。

 

・可視範囲出来高

今見ている範囲の出来高が右側に表示されます。

f:id:daotian105:20180130125822p:plain

この見かたはこちらの記事が分かりやすいと思います。

sokusenryoku-fx.com

 

・固定期間出来高

f:id:daotian105:20180130130140p:plain

範囲を指定して、上記と同じことができます。

全体ではなく個別に表示ができる、ということですね。

 

②-G:アラート

f:id:daotian105:20180130130409p:plain

アラート条件を指定して設定します。

条件に合致するとブラウザやメール、SMSでアラートが配信されます。

 

例えば

  • USD/JPYで
  • レートが
  • 108.770より
  • 小さい(低い)

と設定すると、こんな風にアラートが出ました。

 

f:id:daotian105:20180130130700p:plain

 

更にメールでも

f:id:daotian105:20180130130729p:plain

このようにアラートが流れてきます。

 

②-H:アイデア

f:id:daotian105:20180130131100p:plain

フォローしている人や自分のアイデアをチャート上に表示できます。

 黄色い点の所にマウスポインタを乗せると、自分がフォローしている方の

アイデアが表示されます。

この時、彼/彼女がどんなことを考えていたか?を見ることができるのです。

アイデアについてはまた別の記事で紹介します。

 

②-I:作業を戻す/進める 

f:id:daotian105:20180130131247p:plain

引いたラインが間違っていた、削除したラインを元に戻したい場合に使います。

Windowsのソフトでもよく使う、Ctrl+ZやCtrl+Yと同じ機能です。

しかも、このショートカットキーはTradingView(トレーディングビュー)上でも使えます。

 

②-J:全画面表示 

f:id:daotian105:20180130131445p:plain

クリックすると全画面表示が可能です。

ESCキーやF11キーを押すと全画面表示解除できます。

 

②-K:バーのリプレイ

まだ使い所がよく分からないですが、特定の過去時点からチャートの動きを

リプレイすることができます。

 

f:id:daotian105:20180130133014p:plain

ボタンをクリックすると、左側にあるようなバーが出てきます。

 

チャートにマウスポインタを合わせると、赤い直線が出てきます。

この赤線の意味は、過去のどの位置からリプレイしますか?というものです。

ドラッグアンドドロップでチャートを左へ移動させ、過去に戻ります。

f:id:daotian105:20180130133257p:plain

2016年10月3日まで戻ってきました。

ここでクリックすると、チャートの右側(2016年10月3日より先)のチャートが消えます。

 

f:id:daotian105:20180130134651p:plain

左上にある赤丸の再生ボタンをクリックすると、チャートが再生されます。

使い所としてはまだ不明なのですが、見ていて面白いです。

 

tradingview.hatenablog.com