TradingView(トレーディングビュー)のチャート画面構成と使い方について2-プロパティパネル【2018/04/04修正有】
TradingView(トレーディングビュー)のチャート画面の構成について解説します。
上の画像はUSD/JPYのチャートです。
構成を色分けしました。
この順番で解説します。
この記事は②プロパティパネルについて解説します。
②プロパティパネル
パネルの名前は私が付けましたので正式名称ではありません。
画面右側③「ツール」という名称でしたので、前の記事では
画面左側①を描画ツールパネルと名付けました。
画面上部にある②はツールと言うより、もう少し大きな概念だったので、勝手に
プロパティパネル
としました。
②-A:通貨ペア、銘柄選択窓
ここでは通貨ペアやティッカーによる銘柄選択ができます。
無数の種類があるので全てを紹介できませんが、TradingView(トレーディングビュー)では以下のような金融商品のチャートを表示できます。
- FX(外国為替証拠金取引)
- 世界中の証券取引所に上場している株式
- 株式指数
- 原油などの商品先物
- ゴールドなどのメタル
- 各国の国債
- ビットコインなどの仮想通貨
以下の記事で各種通貨ペア、仮想通貨、日本株のチャート表示方法を解説しています。
参考にしてみて下さい。
②-B:時間足選択窓
チャートの時間足を設定できます。
画面では
- 1分足
- 3分足
- 5分足
- 15分足
- 30分足
- 45分足
- 1時間足
- 2時間足
- 3時間足
- 4時間足
- 1日
- 1週
- 1月
が指定できます。
【2018/04/04追記】下記の機能は無くなっています。
新しい時間足変更に関する記事は下記を御覧ください。
少し分かりづらいですが、左上の赤枠に3つの●が並んでいます。
これをクリックすると画面中央に右下のような表示が表れ、
手動で足を指定することができます。
?マークにマウスポインタを当てると解説が出てくるのですが、
あまり意味がよく分かりません。
察するに以下のようなことが可能です。
- 手動で時間足を切り替えられる
- デフォルトは分足になっている
- 例えば10分足を表示させたい場合は10と入力すればOK
- 時、日、週、月で表示させたい場合は短縮文字で可能
- それぞれ時はH、日はD、週はW、月はM
- 例えば3時間足は3H、5日足は5D、2週間足は2W、3ヶ月足は3M
②-C:チャート種類選択窓
表示させるチャートの種類を選択できます。
以下11種類のチャートを表示させられます。
- バー
- ローソク
- 中空ローソク
- 平均
- ライン
- エリア
- ベースライン
- 練行足
- ラインブレイク
- カギ足
- ポイント&フィギュア
このページによるとベーシックプラン(無料版)では、ポイント&フィギュアなどが
表示できないはずなのですが、何故か表示できてしまいます。
私はPREMIUM版なので、少し残念です。
逆に今はチャンスかもしれません。
②-D:チャートプロパティ設定
歯車マークをクリックすると画面中央に、右下にあるような画面が開きます。
この画面には
- スタイル
- スケール
- 背景
- タイムゾーン/セッション
- トレーディング
- イベント&アラート
の6種類のタブが用意されています。
これは触りながら、詳細解説記事を書いていきます。
スタイル
スケール
背景
タイムゾーン/セッション
トレーディング
イベント&アラート
②-E:比較
画面左側の比較をクリックすると、比較対象のチャートを埋め込むことができます。
例えばドルと円の為替レートは日経平均株価と相関関係があると考えたとします。
日経225をクリックすると
このようにUSD/JPYのロウソク足チャートに、日経225のラインチャートを
オーバーレイすることができます。
②-F:インジケーター選択
インジケーターをクリックすると、画面中央に表示させるインジケーターを
選択する画面が表示されます。
画面左側にカテゴリを分けて、各インジケーターが格納されています。
- テクニカル
- ファンダメンタル
- 簡潔性、記号
- 出来高プロファイル
- マーケットプレイス
の5種類です。
テクニカル
テクニカルには
- 内蔵
- 公開ライブラリ
- マイスクリプト
という3種類があります。
内蔵
もともと使える一般的なテクニカル分析インジケーターです。
ボリンジャーバンド、移動平均線、RSIなどが格納されています。
公開ライブラリ
世界中にいるTradingView(トレーディングビュー)ユーザーが開発し、
無料で公開しているインジケーターです。
マイスクリプト
自分で作成したインジケーターが格納されます。
ファンダメンタル
現状、FXや仮想通貨を取引している方はあまり使わないと思います。
株のファンダメンタル分析に使えるものが揃っています。
ただ日本株のTOYOTAで試してみたところNoDataと表示されませんでした。
アメリカ株のAppleだと出てきました。
2018年1月30日現在、日本株は対応していないようです。
簡潔性、記号
先ほど紹介した「比較」に似た機能だと思います。
クリックするとこのような画面が出てきて、シンボルに通貨ペアや
ティッカーを入力します。
下記の画像はUSD/JPYのチャートを表示させていたところに、日経225を表示させた図です。
同じチャートの中で、別の通貨ペアやティッカーを表示できる機能、だと思います。
出来高プロファイル
出来高プロファイルをクリックすると
- セッション出来高
- 可視範囲出来高
- 固定期間出来高
の3つが表示されます。
・セッション出来高
FXでも、日本株でも、アメリカ株でもERRORとなり見ることができませんでした。
・可視範囲出来高
今見ている範囲の出来高が右側に表示されます。
この見かたはこちらの記事が分かりやすいと思います。
・固定期間出来高
範囲を指定して、上記と同じことができます。
全体ではなく個別に表示ができる、ということですね。
②-G:アラート
アラート条件を指定して設定します。
条件に合致するとブラウザやメール、SMSでアラートが配信されます。
例えば
- USD/JPYで
- レートが
- 108.770より
- 小さい(低い)
と設定すると、こんな風にアラートが出ました。
更にメールでも
このようにアラートが流れてきます。
②-H:アイデア
フォローしている人や自分のアイデアをチャート上に表示できます。
黄色い点の所にマウスポインタを乗せると、自分がフォローしている方の
アイデアが表示されます。
この時、彼/彼女がどんなことを考えていたか?を見ることができるのです。
アイデアについてはまた別の記事で紹介します。
②-I:作業を戻す/進める
引いたラインが間違っていた、削除したラインを元に戻したい場合に使います。
Windowsのソフトでもよく使う、Ctrl+ZやCtrl+Yと同じ機能です。
しかも、このショートカットキーはTradingView(トレーディングビュー)上でも使えます。
②-J:全画面表示
クリックすると全画面表示が可能です。
ESCキーやF11キーを押すと全画面表示解除できます。
②-K:バーのリプレイ
まだ使い所がよく分からないですが、特定の過去時点からチャートの動きを
リプレイすることができます。
ボタンをクリックすると、左側にあるようなバーが出てきます。
チャートにマウスポインタを合わせると、赤い直線が出てきます。
この赤線の意味は、過去のどの位置からリプレイしますか?というものです。
ドラッグアンドドロップでチャートを左へ移動させ、過去に戻ります。
2016年10月3日まで戻ってきました。
ここでクリックすると、チャートの右側(2016年10月3日より先)のチャートが消えます。
左上にある赤丸の再生ボタンをクリックすると、チャートが再生されます。
使い所としてはまだ不明なのですが、見ていて面白いです。